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コラム
COLUMN

2020.09.29
コーヒー

新ブレンド開発記4 : 完成。新ブレンドの名前は…

どうも、一年中秋でいいと思うくらいに秋が好きなマーチンです!

少し間が空いてしましましたが、新たにBASE COFFEEにやってきたルワンダのお豆を使ったブレンド作成の記録、【新ブレンド開発記】。

第四弾、ついにブレンドの完成です!

第三弾をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ!→新ブレンド開発記3:比率チェック!

 

焙煎具合は…

比率をチェックした後、実際に焙煎を行いました。

焙煎具合は試作段階から変わらない、マイルドで飲みやすく甘味が感じられる焙煎具合の「中深煎り」に決定。

ただ飲みやすさを保ちながら、ルワンダの甘味や香り、後味に爽やかな風味が感じられるようにほんの少しだけ焙煎を軽めに。

当店の豆と比べると、一番人気のベースブレンドと香り高いモーニングブレンドの間くらいになっています。

works焙煎度

 

新ブレンドの名前は…

豆が完成し、後はブレンド名を決めるだけ…今思えば、名前決めが一番時間かかったかもしれません…。

ブレンドのコンセプト「作業のお供になるコーヒー」、「仕事がはかどるようなコーヒー」をイメージしてもらえて、響きもいいものはないか、他のスタッフの知恵と英語辞典の力を借りながら、ひたすら候補が増えるばかりでした。

中には捻りすぎて説明されないと意味が分からない、意味はいいけど名前が長すぎる、ちょっとマイナスなイメージが強いといった理由で却下になったものもありました。

紆余曲折ありながら、最終的にシンプルかつ、コンセプトに合ったものに決定…その名も…

WORKS BLEND

ワークスブレンド

「仕事や作業のお供」というコンセプトが一目でわかるように、そしてこのコーヒーに「仕事を捗らせる効き目がある(work)」というメッセージを込めてシンプルなこの名前に決定しました。

※追記:現在はワークスブレンドの配合は変わりました。ですので、こちらのルワンダを使用したワークスブレンドは幻の商品となってしまいました。。。原因はブレンド用のルワンダが安定的に入荷しないためです。やむを得ずの変更です。。。。。

 

ブレンド作成を通じて…

今回個人的に初めてブレンド作成、大変だったことは、やはり簡単には思い通りにいかなかった点でした。

早い段階でコンセプトが決まり、いざルワンダと他の豆を合わせてみてブレンド内容を決めるステップ、自分の中のそれぞれの印象や記憶から、「合わさった時はだいたいこんな感じかな?」「この豆のここが引き立つんじゃないかな?」と予想していました。

しかし実際に合わせてみると、思っていた印象とは違う味わいになったり、思っていなかった部分が引き立ったりと、予想と違う結果に…今思えば新しい発見ができた貴重な経験ですが、思い通りにいかなかったことから焦りが生まれ一人で勝手に突っ走ってしまったことは大きな反省点です。

 

また今回のブレンド作成を通して改めて思ったことは、自分のコーヒーの味わいを感じ取る、カッピングスキルをもっと高めなくてはいけないなと言うことでした。

ブレンド作成過程で、パターンの違うコーヒーが出来上がり、それぞれをカッピングし、おいしくできているか、コンセプトと合致しているかなどを見ていきましたが、自分が感じた味が合っているのか、少し自信が持てない時がありました。

コーヒーの道を歩んでいる者として、必要不可欠なカッピングスキル。コーヒーの全体的なバランスから些細な風味の違いまで感じ取れるように、日々のカッピングから微妙な違いに意識を向けてカッピングスキルを少しづつでも高めていきたいと改めて思いました。

 

至らない点もありスムーズに運ぶことができなかったりとありましたが、改めてコーヒーの奥深さ、無限の可能性を目の当たりにし、よりコーヒーに魅了されました。

新たにラインナップに加わるWORKS BLEND、リモートワークなどで、自宅でも机に向かっている時間が増えている今だからこそたくさんの方に飲んでいただきたいコーヒーだと思っています。

コーヒーを通じて日々を頑張る皆さま少しでも癒しを与えられたら、少しでもお役に立てればとてもうれしいです。