コーヒー豆・コーヒー粉・コーヒー器具の販売・通販・オンラインショップならBASE COFFEE(ベースコーヒー)の「新たなコーヒー生豆取引きの流れ」ページ

コラム
COLUMN

2020.10.14
コーヒー

新たなコーヒー生豆取引きの流れ

本日は、コーヒー生豆の輸入に関して少し。

新しくグアテマラのコーヒーが届きました。

 

グアテマララエスペランサ

※グアテマラ ラ・エスペランサ

 

こちらのコーヒーに関しては、新しい輸入業者様との取引になります。

 

今までも生産者についてや、産地の輸出業者に関して、そこからの日本での保管等、全て私が把握できるものだけを仕入れて参りました。

※ルワンダガコ農園

今回の新しい取り組みというのが、産地から日本に来るまでのコスト、所謂、仕入価格の内訳まで全て公開されているということです。

 

仕入価格は当然分かっていても、その中身までは分からないのが現状でした(輸入まで自社でやっていればわかるとは思いますが)

 

我々が仕入れた価格の何パーセントが生産者の取り分なのか、という具体的な部分までわかる取引は今までなく(小さい豆屋なので仕方ないですが。。)

 

かといって、大手の会社がそれを公開していることもなく、

 

日本の商社がそれをわざわざ告知することもなく、(商社の一担当者が知る由もないと思います)

 

でもそれは、ごく当たり前のことだとは思います。

 

※輸出前の倉庫@ルワンダ

 

例えば、近くのパン屋さんに、

「あんぱん」の【原材料費】【販売管理費】【利益】を教えてと言っているようなものなので。

 

ただ、我々としても、この内訳を知ることで、より生産者の現状を知ることができたり、

 

法外な中抜き(生産者の取り分を減らして、大幅に利益を上乗せすること。)

 

をしていないことがわかるため、安心して取引ができます。(そんなコーヒー、高品質でめちゃくちゃ美味しくても買いたくない)

 

そんなことをやっているのがTYIPACAさん

HOME

 

今後は、生産者と我々をつなぐプラットフォームも作るそうです。

こちらも、我々としては、産地に行かなくてもより深いコミュニケーションを取れることが期待できるので、楽しみでしょうがないです。

 

まだまだ始まったばかりですが、これからも応援していきたいと思ってます。

 

最後に、仕入の内訳です。

 

 

 

生産者(51%)
PrimaVera Coffee(輸出業者)は、250以上の小規模生産者からコーヒーチェリーまたはパーチメントコー
ヒーを購入し自社のミルで精製し輸出しています。この価格は小規模生産者(フランシスコ・モレラス氏)に支払う価格です。

 

精製(5%)
生産地における倉庫、物流、精製、選別、パッケージング、Anacafeに支払う税金の合計です。

 

輸送費(14%)
海上運賃(運賃、燃油割増料金、船積登録料、船荷証券発行料など)と国内費用(通関料、食品届
け申請料、植物検疫申請料など)の合計です。

 

輸入消費税(5%)
海上運賃と商品代金(FOB=輸出業者が提示する現地の港までの価格)

 

輸入手数料(23%)
これらの収益を通じて、世界中のコーヒー生産者とロースターの、より良いダイレクトトレードを実現し、コーヒーのサスティナビリティを高めるプラットフォームを育んでいきます。

 

消費税(2%)
国内における輸入費用の課税対象項目(コンテナ荷下ろし料金、書類作成費用など)