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コラム
COLUMN

2021.12.20
コーヒー

ミャンマーマイクロミルプロジェクトについて

ミャンマーマイクロミルプロジェクト

 

なかなかご紹介で出来ていなかったのですが、昨年よりあるプロジェクトがスタートしておりました。

とある商社(海の向こうコーヒーさん)さんを通して、実現できたこのプロジェクトですが、概要をご説明すると、

 

ミャンマー シャン州ユアンガンのコーヒー農家さんと「マイクロミルをつくろう(小さなコーヒー加工場)」というプロジェクト。

 

マイクロミルを作ることで、今までコーヒーチェリーを販売するだけだった各村の農家さんが、自分たちで加工をすることができるようになります。

 

加工したものは、コーヒーチェリーそのままよりも付加価値をつけて販売することができるため、収入向上につながります。

 

また、各村独自のコーヒーを作ることができるようになるので、各村の生産者さん達それぞれの想いや、その村独自の香味を持つマイクロロットとしてご紹介できるようになります。

 

BASE COFFEEが協賛した資金が使われる村は、ミンドゥイン村という村に決定。

ミンドゥイン村は50世帯が暮らす小さな村です。その中でもコーヒー栽培を精力的に行っているハン・ゲテインHan Ngwe Theinさんを中心として他3世帯に管理して頂くことになりました。

 

マイクロミルプロジェクト

我々BASE COFFEEが、ミャンマーはミンドゥイン村にマイクロミルを作って、農家さんの収入を上げつつ、今まで以上に品質に拘ったミャンマーのコーヒーを仕入れることができるようになります。こんなWINWINWINな状況を作ってくださって、商社さん及びこのプロジェクトの発起人でもある、ミャンマー、ジーニアスコーヒー創設者Ngwe Tunさんには感謝しかないです。

▼加工機

 

ミャンマーの情勢

 

こんな良いプロジェクト参加しない訳にはいかないので、当時2020年年末に参加申し込みをして、楽しみにしていた矢先、ミャンマーでクーデターが起きました(2021年2月1日)

 

日本のメディアでも度々報道されておりましたので、皆様ご存知かと思います。

 

プロジェクトに関わってからより一層、ミャンマーについて勉強をしているところでしたので、とても心配でしたし、プロジェクトは進行しなくてもいいので、農家さんが無事だといいなと思いを馳せていたりしました。

そんな中、1ヶ月経った頃に、下記のような連絡が来ました。

現在、ユアンガンにおいても抗議活動が続いており、町民だけでなく、各村のコーヒー農家さんも抗議活動に参加しています。他の地方都市と違い、ここユアンガンでは銃火器が使用されることはなく、とても平和的な抗議活動がなされていますので、皆安全です。ユアンガン全体で、週の内、3日働いて、週4日抗議活動といったリズムで皆生活しております。コーヒー農家さんは、野菜や米なども育てているのですが、集荷業者が不定期で集荷しにきて、アウンバンと呼ばれる市場に運ばれており、不定期ですが流通は動いています。

 

働きながら、抗議活動かぁと、なかなか想像できない状況ではありましたが、プロジェクトも進行中ということもわかり、より一層、このコーヒーをしっかりと販売して、お客様に楽しんで頂き、またそれを原資に、ミャンマーに還元して、また日本へ。。。この活動がぐるぐる回っていることがゴールなので、継続していくことができるようBASE COFFEEとしても販売とおすすめをしていきたいと思っております。

遂に生豆がやってきた

 

写真の通り、BASE COFFEEのロゴ入り麻袋に入って、Myinn Dwin(ミン ドゥウィン)村からコーヒー生豆がやってきました。

色々な状況を経てやってきた生豆。

焼いてみて・・・・・

 

めちゃくちゃ美味しいです。

昨年のミャンマー ユアンガン(昨年は村単位ではなく地域単位)※2021年9月20日時点で販売しているもの よりも、透明感が上がってより風味がきれいに出ていました。

今回のマイクロミルプロジェクトを通して、BASE COFFEEとしてお願いした精製方法が、

 

・【ナチュラル】※商品ページはこちら

 

・【レッドハニー】※商品ページはこちら

 

こちらの2種です↑

ミンドゥイン村の4人の生産者だけで作る、特別なロット。

味もストーリーも全てひっくるめて味わってほしいコーヒーです。

産地紹介

 

この情勢なので、私も産地になかなか行けそうにないですが、頂いている写真のご紹介を。

 

→BASE COFFEEマイクロミルの誕生です。この場所でチェリーが精製されてBASE COFFEEまで届きます。

 

↑ハン・ゲテインさん ミンドゥイン村のリーダーです。早くお会いしてみたい。

 

↑アフリカンベッド。農家さんが自前で作るそうです。

↑実際に乾燥してるところ

 

→ミンドゥイン村で結実したコーヒーチェリー。よくあるチェリーの写真ですが、ミンドゥイン村のものとなると、より良い写真に見えてきます。(結実したばかりの写真なのでグリーンも交じってます)

 

 

 

↑ミンドゥイン村まで指定出来なかったです。。。実際に行って、マーク付ける日まで、ユアンガンの広範囲で。

今回のプロジェクトでは、協賛した資金で【エンジン付き果肉除去機1台】、【水分値計】 を購入したそうです。

 

エンジン付き果肉除去機、1台ほしいなぁ(用途はありませんが。。)と思いつつ、このミンドゥイン村のコーヒーを、これからも応援していきたいと思っておりますので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。

 

将来的には、BASE COFFEEで産地ツアーも企画できるといいなぁと思っています(遠い目)