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コラム
COLUMN

2019.05.25
コーヒー

生産地を知ろう!:コロンビア編

南米に位置する日本の約三倍の面積を持ち、アメリカ大陸の発見者からその名を取った国コロンビア。この国においてコーヒーは人々の生活に深くかかわるとても大切な作物です。

またコーヒー業界においても、その品質と生産量からコロンビアコーヒーはなくてはならない業界を支える柱の一つと言えるでしょう。

今回はそんな、国内外に多大な影響を与えるコロンビアのコーヒー生産に関してご紹介します。

 

生産概要

コロンビアにおいてコーヒーは国を支える重要な作物です。

農業関連のGDPの17%がコーヒーによるもので、また農業に従事している就労者の33%がコーヒーに関わる仕事をしています。

コーヒーの国コロンビアの生産概要を見ていきましょう!

コロンビア国旗

 

生産量

国際コーヒー機関によると、コロンビアの2018年のコーヒー生産量は1420万袋分、重さにすると85万2千トンで、南アメリカでは二番目で、世界ではブラジル、ベトナムに次いで三番目の生産量です。

世界の生産量に占めるコロンビアコーヒーの割合は約8%と、そのブラジルとまではいかなくとも、その影響力は大きいです。

またコロンビアはコーヒーを常飲する人が多いため、生産されたコーヒーの約20%は国内消費に回されています。

 

生産環境

たくさんの山が連なるコロンビアでは多様な微気候が形成されるため、その味わいはずっしりとしたものから、甘くフルーティーなものまでありバラエティーに富んでいます。

南北に広がるコロンビアでは、一年に二回の収穫期が訪れるというのが強みの一つで、メインの収穫期である9月~12月と、「ミタカ」と呼ばれる第二の収穫期である4月から6月にコーヒーチェリーが収穫されます。

地域によってはメインだけだったり、ミタカだけだったりしますが基本的に年間を通してコーヒーが収穫されているのがコロンビアです。

コロンビアコーヒー豆の色

 

主な生産地と特徴

コロンビアの生産地域は大きく3つに分けることができます。

とても大きな国であるコロンビアでは生産地域によって環境やコーヒーの味わいに違いがあり、いろいろなコーヒーを楽しむことができるのもコロンビアの魅力です。

コロンビア産地

北部

標高が低く気温が高い北部では日射時間が他より長めになるため、高低差を利用し影を作ったり、シェードツリーが一緒に植えられたりしていることが多いです。

マグダレナやサンタンデールといった産地が有名で、しっかりとしたコク、ナッツのような香ばしさやチョコレートのような風味が特徴的です。

 

中部

1年を通して新鮮なコーヒーが収穫できるのが中部です。

有名な産地としては、カルダス、クンディナマルカ、リサラルダなどが挙げられます。

コーヒーは、バランス良い酸味とコクを持ち、フルーティでハーブのような香りをもつ飲みやすいものが多いです。

 

南部

北部とは真逆で、標高が高く気温が低い土地でコーヒーが栽培されるのが南部です。

ナリーニョ、カウカ、ウィラなどは南部に位置する産地の中でもよくパッケージに名前が載ります。

味わいも北部と対照的なもので、鮮やかな酸味と柑橘系などのフルーティさを感じることができるものです。

 

ベースコーヒーとコロンビア

ベースコーヒーにおいてコロンビアのコーヒーは、ベースブレンドとエスプレッソブレンドを構成する重要なコーヒーです。

 

コロンビアは、マイルドな味わいが広がるバランス的なベースブレンドにおいて、程よい明るさと、ふっと香る柑橘系のフルーティさを演出し、心地よい味わいを生み出してくれています。

ベースブレンドコーヒー豆

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また店舗のエスプレッソドリンクにも用いられているエスプレッソブレンドでは、コロンビアは、深煎りのしっかりとしたコクと苦味の奥に潜んでいる「甘味」を生み出す重要な要素となって、ミルクと合わさることで甘味がより引き立つエスプレッソブレンドを支える大切なコーヒーです。

エスプレッソブレンドコーヒー豆

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