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コラム
COLUMN

2019.08.11
コーヒー

カフェオレ?カフェラテ?カプチーノ?似ているドリンクの違いとは?

カフェに行くと、カフェラテやカプチーノ、カフェモカやマキアートなどいろいろなドリンクを目にすると思います。

その中でカフェラテとカフェオレや、カプチーノなど正直違いがよくわからないものはありませんか?

今回はそれらのドリンクがどう違うのかをご紹介します!

 

ポイントは泡の量?ミルクビバレッジの違いとは?

ミルクとコーヒーの相性がいいため、その二つを合わせた飲み物の、「ミルクビバレッジ」と呼ばれるものは実はたくさんあり、どれも原料はほぼ同じためとても似ています。

カフェによって少し変化することがありますが、ここではそれらの特徴と違いを簡単にご説明します。

 

カフェラテ

古くからイタリアの朝食のドリンクとして愛されていて、今では世界中で飲まれているエスプレッソをミルクで割った飲み物。

作り方はとても簡単で、エスプレッソを抽出し、エスプレッソのシングルショット(約25ml)に蒸気で泡立てたミルクを注いで出来上がりです。

他のミルクビバレッジとの違いは、ミルクの泡の層が約5mmと少なく、それに対し液体のミルク部分が多いことです。

ちなみにオーストラリアやニュージ―ランドには「フラットホワイト」と呼ばれるものがあり、ほとんどカフェラテと同じで名前が違うだけのようなものです。

お店のレシピによってはミルクが少な目だったり、エスプレッソが多めだったりと多少違いはありますが基準はあいまいです。

ラテ

 

カプチーノ

こちらも古くから愛されているミルクビバレッジで、カフェラテと同じようにエスプレッソをミルクで割ったものですが、ラテよりもカプチーノを好む人も少なくありません。

作り方はカフェラテとほとんど同じで、シングルショットに泡立てたミルクを注いで出来上がりです。

中には上からココアパウダーやシナモンを振りかける場合もあります。

そんなカプチーノのカフェラテとの大きな違いはミルクの泡の量の差です!

カフェラテと比べてカプチーノの泡の量は多く、層の厚さが1~2㎝くらいのものが多いです。お店によっては半分近くが泡というところもあります。

カプチーノ

ミルクの泡が多めなのがカプチーノと覚えておくといいでしょう。

 

マキアート

マキアートとはイタリア語で「染みをつける」という意味があり、エスプレッソにミルクで染みをつけることからそう呼ばれています。

伝統的なマキアートの作り方は、エスプレッソシングルショットにミルクの泡を小さじ1~2杯そっと置いたら完成です。最小限に抑えたミルクの泡がほのかな甘みを引き立ててくれます。

マキアート

現在では、泡が多めのミルクを先にカップに注いでおいて、上からエスプレッソを注ぎミルクの上に染みをつくるものもマキアートと呼ばれており、さまざまなアレンジが加えられ、多くの人に飲まれています。

染みがつくられるのがマキアート。日本でなじみ深いものは、ミルク泡の割合が約半分で上からエスプレッソが注がれたものと覚えておくといいでしょう。

 

いくつかあるミルクビバレッジの違いは、基本的には、ミルクの泡部分が多いか少ないかという小さなものです。

しかしこの差が、ドリンクの口当たりやコーヒーの味わいの感じ方に違いが生まれ、それぞれ違ったミルクとコーヒーの調和を生み出し、ドリンクを楽しむことができるのです。

 

ポイントはコーヒーの種類

コーヒーを使ったドリンクには名前からよく似ているものがございます。アメリカーノとアメリカン、カフェラテとカフェオレ、名前も似ていれば作り方もほとんど同じ…では一体何が違うのか?

アメリカーノとアメリカン

アメリカン・コーヒー、またはカフェ・アメリカーノと呼ばれる、薄めで飲みやすいコーヒーを飲んだことはありませんか?

ベースコーヒーでも時々「アメリカンで」とご注文を頂くことがあります。

ではコーヒーとお湯を組み合わせた、この二つの違いとは?

大きな違いは、エスプレッソを使うか、ドリップコーヒーを使うかの違いです。

 

エスプレッソをお湯で割ったものが「カフェ・アメリカーノ」です。

アメリカーノ

お湯で薄めたことでエスプレッソの濃厚感を和らげ飲みやすくなりますが、エスプレッソの甘味やなめらかさといった特徴を楽しむことができ、ドリップコーヒーとはまた違った味わいを感じることができます。

ちなみにアメリカーノの発祥は、戦時中にエスプレッソに飲みなれていなかったアメリカ兵がドリップコーヒーに近づけようとお湯で割ったのが始まりだという説があります。

また、オセアニアのラテがフラットホワイトのようにアメリカーノも名称が違い、「ロングブラック」と呼ばれています。

 

一方ドリップコーヒーを使うのが「アメリカン・コーヒー」ですが、実はこの定義はとてもあいまいです。

そもそも「アメリカン・コーヒー」という言葉は和製英語で海外では通じない名前で、この名で知られているコーヒーは2パターンあります。

まず一つは、浅煎りの豆を薄めに淹れたコーヒーというもの。

日本では深煎りのコーヒーのしっかりとした苦味を味わうのが一般的だったのに対して、アメリカでは浅煎りのコーヒーを薄めに淹れたあっさりとしたコーヒーが飲まれていて、「薄いコーヒーはアメリカ式」という認識が広まったとされています。

アメリカで薄めのコーヒーが飲まれるようになった起源に関しては諸説あり、「アメリカ開拓時にはアメリカに高度なコーヒー器具がなく薄めに抽出されていたから」や「もっと一度にたくさん飲みたいという想いから次第に使うお湯の量が増えていき薄くなった」などなど…

 

そしてもう一つのパターンが喫茶店などで時々見られる、ドリップコーヒーのお湯割りです。この飲み方は日本で生まれたものですが、なぜコーヒーをお湯で割るようになったかというのにも諸説あります。

例を挙げると「アメリカ式のコーヒーを体験した人がお湯で薄めていると勘違いしたから」や「喫茶店を訪れた外国人客が同じ値段で大量のコーヒーを飲みたがったためお湯で薄めた」といった説があります。

薄めの抽出にせよお湯割りにせよ「アメリカン・コーヒー」と呼ばれるコーヒーは広い意味で、ドリップコーヒーを使った、苦味が少なく飲みやすいコーヒーとして認識されています。

 

カフェラテとカフェオレ

カフェラテとカフェオレ、どちらもコーヒーにミルクを加えたものですが一体何が違うのか?

カフェラテは上記でご説明した通り、エスプレッソをミルクで割って、泡を少な目に用意したものでイタリアの朝食の風景でよくみられるものです。

 

それに対してカフェオレは、ドリップコーヒーにミルクを加えたものです。ミルクも泡立てたものではなく、コンロで温めたものを入れることが多く、こちらはフランスの朝食によく登場するものです。

伝統的なフランス式の飲み方は、バゲットやクロワッサンをカフェオレに浸して一緒に楽しむもの。そのためフランスの伝統的なカフェオレはパンが浸せるように、口の広いボウルで出されることが多いです。

 

ミルクの泡の割合をどうするか?ドリップコーヒーを使うか、エスプレッソを使うか?

いろいろな変化を加えていろいろな楽しみ方ができるのがコーヒーのまた奥深いところ、昨今ではコーヒー使ったユニークなドリンクがたくさん増えています。

どんなコーヒーにどんなアレンジを加えているのかに注目してドリンクを楽しむのもいいかもしれませんね。