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コラム
COLUMN

2019.06.06
コーヒー

安心して飲もう、ノンカフェインコーヒー

体調や眠れなくなることを気にして、カフェインを摂取しないためにコーヒーを飲まないようにしている方は少なくありません。

そんな方々にオススメなのが「ディカフェ」のコーヒーつまり、ノンカフェインのコーヒーです。

最近ではいろいろなところで飲めるようになったノンカフェインコーヒーですが、実際のところどういったものなのか?

今回はノンカフェインコーヒーについてご紹介します!

 

ノンカフェインコーヒーとは?

コーヒーに多く含まれ、眠気覚ましや、集中力の向上といった効果をもたらすカフェインですが、過剰摂取による体調不良を引き起こしてしまったり、摂取するタイミング次第では眠れなくなってしまったりしまうという欠点があります。

これらのマイナスの効果を気にせずコーヒーを楽しむことができるのが、ディカフェ、ノンカフェインコーヒーです。

近年ではノンカフェインコーヒーは、多くのお店で飲むことができるようになり、妊婦の方やカフェインに弱い体質を持つ方を中心に飲まれています。

昔は、古くなった豆や質の悪い豆が使われることが多かったためあまりおいしくなかったノンカフェインコーヒーですが、近年では良質な豆が使用され、ディカフェ加工法も進化し、美味しさは残しつつカフェインのみを取り除く技術が増えてきています。

誰もが安心してコーヒーを楽しめる、それがノンカフェインコーヒーなのです。

コーヒーと本

 

さまざまなディカフェ加工法

コーヒーからカフェインを取り除く、ディカフェ加工には、溶媒を用いたものや、化学反応を利用する方法など様々です。

一体どういった方法があるのか見てみましょう!

 

溶媒使った方法

ディカフェ加工の一つとして、溶媒を用いてカフェインを抽出するものがあります。

まず蒸気や熱湯で生豆に熱を加えカフェイン抽出をしやすくし、そこに溶媒として、酢酸エチルと塩化メチレンを加えます。

溶媒の成分が生豆には残りますが、焙煎工程の高温加熱によってすべて除去されるため、問題なくコーヒーを楽しむことができます。

しかし、この方法では豆の良い部分も同時に除去されてしまうことがあるため最近ではあまり主流ではありません。

ディカフェ加工1

 

スイスウォータープロセス

カフェインを除去する方法はなにも化学品を使うものだけではありません。

水を使ったディカフェ加工、スイスウォータープロセスというものがあります。

まず、洗浄した生豆をタンク内で水に浸して細胞構造を開き、生豆の成分を抽出しやすくします。

次の工程では、また別のタンクに送られた生豆にカフェイン以外のコーヒー成分が飽和状態になっている特別な水溶液を通していき、少しずつカフェインだけを抜き取っていきます。この工程を数回繰り返すことによって生豆からカフェインはほとんど抜き取られます。

カフェインが抜き取られた豆は乾燥されディカフェ豆の完成です!

成分が溶け込んだ水溶液はカーボンフィルターでろ過してカフェインのみを除去し水は繰り返し使用されます。

繰り返し行われる加工過程で多少コーヒーの風味は落ちますが豆に優しい、ディカフェ加工です。

スイスウォーター

 

マウンテンウォータープロセス

スイスウォータープロセス以外にも水を使ってディカフェ加工する方法がございます。

その名もマウンテンウォータープロセス、メキシコで行われているディカフェ加工法です。

まず準備段階として、生豆を温度や圧力が管理されたタンクの中で1時間ほど水に浸けて拡張、軟化させます。

次の段階で生豆は、カフェイン以外のコーヒー成分が飽和状態になっている特別な水溶液で、加圧、加熱されながら攪拌されます。

この段階で生豆からはカフェインのみが除去されます。

カフェインが除去された生豆は乾燥機へ送られ合計で約14時間温風によって乾燥されます。

最後に機械によって生豆の表面が磨かれ、カフェインが除去されかコーヒー豆が出来上がります。

スイスウォーターと異なるのは、カフェイン除去時に特別なタンクで加圧、加熱される点です。

加圧、加熱されることによって豆の風味が失われにくく、スイスウォーターのように繰り返し水溶液を通す必要がなくなります。

 

 

超臨界二酸化炭素抽出法

最後にご紹介するのは、豆にも環境にも優しい方法です。

低温高圧環境で二酸化炭素を液体にし、この液体を使って豆の細胞からカフェインを抽出します。コーヒーの味わいの素は豆に残ったままなので、美味しさに影響はありません。

カフェイン抽出に使用された液体は、カフェインを取り除き再利用が可能なので、繰り返しカフェイン抽出ができるオーガニックな方法です。

 

 

これらの方法でコーヒーからカフェインは97~99%カットされ、身体への影響はほとんどなくなるのでカフェインを気にせず飲むことが可能になります。

 

ベースコーヒーとノンカフェインコーヒー

ベースコーヒーでもノンカフェインのコーヒー、「ノンカフェイン メキシコ」がございます。

ノンカフェイン メキシコには上記にもあるマウンテンウォータープロセスがディカフェ加工法として用いられています。

生豆はディカフェ加工の工程で圧力を特定条件下に設定しているため、風味が失われにくく、深煎りに仕上げられたノンカフェイン メキシコは通常のコーヒーと変わらないしっかりとしたコクと美味しさを楽しんでいただくことができます。

ノンカフェインコーヒーメキシココーヒー豆

ノンカフェイン メキシコが気になる方はこちら

 

また、店舗のカフェスペースでもノンカフェインのコーヒーをお楽しみいただけます。

ドリップコーヒーはもちろん、エスプレッソを使ったドリンクもノンカフェインでご用意することができます。ランチについてくるコーヒーもノンカフェインに変更可能なので、ご来店の際はお気軽にお声かけ下さい!