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コラム
COLUMN

2019.07.05
コーヒー

濃厚で深い味わい、自宅でできるミルク出しコーヒー

コーヒーにミルクを加えることは昔から一般的ですが、そもそも水を使わずミルクでコーヒーを淹れるとどうなるのか?

今回はあまり馴染みのない、ミルク出しコーヒーについてご紹介します!

 

ミルク出しコーヒーとは?

コーヒーとミルクの相性がいいことは多くの方がご存じかと思います。

ドリップしたコーヒーにミルクを加えるカフェオレや、エスプレッソにミルクを加えるカフェラテのようにコーヒーとミルクを合わせたドリンクはたくさん存在しますが、これらのドリンクは一度水や蒸気を使ってコーヒーを抽出したところにミルクを加えたものです。

それに対してミルク出しコーヒーはミルクを使ってコーヒー豆からエキスを抽出したもののことで、カフェオレやラテとはまた違った質感やコーヒーとミルクのハーモニーを楽しむことができます。

 

 

ミルクで出すとどう違う?

コーヒーにミルクを加えるのと、ミルクでコーヒーを抽出するのとどう違うのか?

ミルク出しコーヒーは、コーヒーをミルクで薄めて作らない分、ミルクの味わいがとても濃厚で全然違います。

カフェオレやカフェラテは、比率にもよりますが、コーヒーの苦味のある味わいをミルクで柔らかくするため、どちらかと言うと「コーヒー>ミルク」とコーヒーの主張の方が少し強めなことが多いです…

 

しかしミルク出しコーヒーは、ミルクにコーヒーが溶けだしているため、ミルクの甘さがコーヒーの香りや程よい苦味によって引き立ち、「ミルク>コーヒー」とミルクの方をしっかりと味わうことができます。

そのため、ミルク出しのコーヒーの方が濃厚なミルク感が後味として残り心地よい余韻を与えてくれます。

ミルク出しにすることによってとても優しい味わいになり飲みやすくなるので、コーヒーが少し苦手、いつもミルクをたくさん入れて飲んでいるという方にはとてもおすすめです。

 

 

ミルク出しコーヒーの作り方

ミルク出しコーヒーの抽出方法はとても簡単で、水出しコーヒーの水をミルクに変えるだけだと思っていただいて結構です。

今回は一番簡単で後処理も楽なお茶パックを使った方法を後ご紹介します。

 

用意するもの(約グラス1杯分)

コーヒー水出し用パック(お茶パックでも可)
コーヒー豆(30g)
牛乳(300ml)

 

手順1・コーヒー豆をセットする

まずコーヒーを必要な分計測し挽きます。

このときに挽き具合を少し細かめにするとコーヒーがより濃く出るので、コーヒーの味をしっかりと出したい方は少し細かめに調節するといいでしょう。

挽いた豆をパックに入れます。

ミルク出しコーヒー2

 

手順2・ミルクを注ぐ

パックに入ったコーヒー豆をサーバーに入れ、そこにミルクを注ぎます。

分量は水出し同様、だいたいコーヒー豆(g):ミルク(ml)=1:10の割合で用意するといい具合になります。

好みに合わせて割合を少し調節させてもいいでしょう。

ミルク出しコーヒー3

 

手順3・冷蔵庫で置いておく

手順2でできたサーバーを冷蔵庫に入れ、6~8時間おいておきます。

置いておく前に軽くゆすってパック全体を湿らせておくとちゃんと抽出されます。

この時間もお好みで調整して構いませんが、あまり長く置きすぎてしますと濃く出すぎてしまったり、コーヒーの雑味が出てしまうので長時間の放置はやめた方がいいでしょう

ミルク出しコーヒー4

手順4・パックを取り出し完成!

時間になったらパックを取り出し、軽く混ぜれば完成です!

ミルク出しコーヒー1

今回の抽出時間は約7時間。濃厚な味わいが広がり、ミルキーな後味が尾を引きとても飲みやすいです。

 

作り方も簡単でとても飲みやすいミルク出しコーヒー。

暑い日にもぴったりなので一度試してみてください!