甘さと香ばしさが絶妙に混ざり合うコーヒー
東ティモールという国に対して、あまり馴染みのない方も多いかもしれません。東南アジアに位置するこの小さな国は近年、良質なコーヒーを生み出す生産地として世界的に注目を集めています。栽培に適した土地や気候から生まれる質の高さや、農薬や化学肥料を全く使わない有機栽培コーヒーという点は人々の関心を引くポイントと言えるでしょう。
そんな東ティモールコーヒーの中でも、東ティモール最高峰のタタマイラウ山を望む山の中腹に位置するレテフォホ地区では最上級のコーヒーが採れています。
標高1400mを越える同地区では昼夜の大きな寒暖差や十分な降雨量など美味しいコーヒーができる条件がそろっていて、数多くの集落でコーヒーが栽培されています。
コミュニティリーダーのフェルナンドさんを中心に、村の生産者が協力しコーヒーを生産しているアシコ村もその一つです。過去には東ティモール国内のコーヒー品評会にて上位入賞した実力を持つアシコ村のコーヒーは、フルーツのような爽やかさを感じさせる甘味と、ナッツのようなほっこりとした香ばしさが絶妙に合わさる、口当たりなめらかで飲みやすいコーヒーです。
いつまでも飲んでいられるようなこのコーヒーからは、東ティモールという国の持つ力強さを感じられます。
東ティモールのコーヒー、そして東ティモールという国が、誰もが聞き馴染みのあるものになるにはそう時間はかからないかもしれません。
日々のちょっとしたコーヒーブレイクを少し特別なものにするために、そして東ティモールという国を知るきっかけに、アシコ村のコーヒーはいかがですか?
ライトロースト(right roast)中深煎りコーヒー
ライトローストのコーヒーの特徴は、「香り高く」「さわやか」です。
ライトローストのコーヒーは酸味量のコントロールが必要になってくるため、特に焙煎技術を求められます。
当店のコーヒーは嫌な酸味を感じることがないライトローストを目指しており、且つ「香り」と「さわやかさ」を最大限に引き出せるよう注意しながら焙煎しています。
シングルオリジンのコーヒーでは特に産地の持つ個性を損なうことなく、ペーパードリップで淹れて美味しいと感じるバランスの取れた味わいを実現しています。
焙煎行程での香りの変化
焙煎スタートから焙煎終了まで、一刻一刻とコーヒー豆の香りは変化していきます。
変化のポイントがいくつあり、そのポイントを逃してしまうと、品質に大きく影響します。
香りを捉えることができないことのないよう、体調管理には十二分に気を付け、刺激の強い食事(たまねぎ、にんにく等)を取らないなど焙煎人として最低限のことに注意しながら日々の品質管理に努めています。
品質管理
ベースコーヒーでは、焙煎後の品質チェックを毎回行っております。
特に季節の変わり目は、気温、湿度の変化のよる、焙煎行程の見直しが必須となります。
その変化を捉えることが出来るのが、「カッピング」という品質チェックです。
日々のカッピングで味わいの微妙な変化に気付き、焙煎へフィードバックするという地道な作業を繰り返すことにより安定した品質をお届けできるものと考えております。