世界最高峰のコーヒー
ゲイシャ(Geisha)種はスペシャルティコーヒーの世界で注目を集めている品種です。
エチオピア起源の原種といわれるこのゲイシャが世界の注目を集めたのは 2004 年。
パナマの国際オークション(Best of Panama) でラ・エスメラルダ農園が出品した[Jarmillo Especial]がポンドあたり 21$という当時の最高落札価格を記録したことから はじまりました。
このゲイシャ種は粒が大きく、細長い外観をしており、カップは非常に秀逸なフローラルなアロマと柑橘類を思わすフレーバー、 驚くほどすっきりした甘味を伴った酸味が特徴的です。
しかし、ゲイシャ種は栽培が難しく生産性が低い為、長い間全く注目され ることもなく、ほとんどが姿を消し現在では非常に貴重な品種となっています。
このラ・エスメラルダ農園は、パナマ西部・バルー火山の山すそに広がり豊かな降雨に恵まれ、農園内にも天然林が保護されて いるなど、豊かな自然環境に囲まれています。
また農薬を使わず完熟実だけを手摘み、収穫後の加工も細心の注意を払って 行われているなど、まさに『世界最高のコーヒー』が生産されるにふさわしい農園です。
ライトロースト(light roast)中煎りコーヒー
ライトローストのコーヒーの特徴は、「香り高く」「さわやか」です。
ライトローストのコーヒーは酸味量のコントロールが必要になってくるため、特に焙煎技術を求められます。
当店のコーヒーは嫌な酸味を感じることがないライトローストを目指しており、且つ「香り」と「さわやかさ」を最大限に引き出せるよう注意しながら焙煎しています。
シングルオリジンのコーヒーでは特に産地の持つ個性を損なうことなく、ペーパードリップで淹れて美味しいと感じるバランスの取れた味わいを実現しています。
焙煎行程での香りの変化
焙煎スタートから焙煎終了まで、一刻一刻とコーヒー豆の香りは変化していきます。
変化のポイントがいくつあり、そのポイントを逃してしまうと、品質に大きく影響します。
香りを捉えることができないことのないよう、体調管理には十二分に気を付け、刺激の強い食事(たまねぎ、にんにく等)を取らないなど焙煎人として最低限のことに注意しながら日々の品質管理に努めています。
品質管理
ベースコーヒーでは、焙煎後の品質チェックを毎回行っております。
特に季節の変わり目は、気温、湿度の変化のよる、焙煎行程の見直しが必須となります。
その変化を捉えることが出来るのが、「カッピング」という品質チェックです。
日々のカッピングで味わいの微妙な変化に気付き、焙煎へフィードバックするという地道な作業を繰り返すことにより安定した品質をお届けできるものと考えております。