こだわりが生み出す、味わい深いコーヒー
シトラスやジャスミンのようなニュアンスのある、エチオピアらしいコーヒーです。
マイルドローストで仕上げているため程よいコクがより甘みを感じさせてくれます。
シャキッソはオロミア地方、グジ地区東部の標高1980メートルに位置し、熱帯雨林地域であるため、ほとんどのコーヒーの木は日陰で栽培されており、降雨量が多く、コーヒーの生産に適しています。
産地においてコーヒーの最終的な品質を決めるのは、乾燥工程。ただ天日乾燥させるのではなく、パーチメントが天日乾燥中に高温にならないようにすることが大切です。
そのために、お昼の12時から15時まであえて、アフリカンベッドにブルーシート等でカバーをし直射日光を避けるようにしています。
そうすることによって生豆の細胞が壊れることなく(乾燥が早すぎると細胞壁が壊れて、油分等が涌現し劣化を招きます)、ゆっくりと水分を抜くことができます。
高品質コーヒーを作るために、完熟コーヒーチェリーを使用するだけでなく、乾燥工程もこだわっています。
マイルドロースト(mild roast)中深煎りコーヒー
マイルドローストのコーヒーの特徴は、「マイルド」「甘み」です。
マイルドローストのコーヒーはコクと酸味、甘みのバランスを整えることがとても重要です。
どれかひとつでも突出してしまうとバランスが崩れてしまうため、慎重に焙煎の終了時間を見極めなければなりません。
シングルオリジンのコーヒーでは特に産地の持つ個性を損なうことなく、ペーパードリップで淹れて美味しいと感じるバランスの取れた味わいを実現しています。
焙煎行程での香りの変化
焙煎スタートから焙煎終了まで、一刻一刻とコーヒー豆の香りは変化していきます。
変化のポイントがいくつあり、そのポイントを逃してしまうと、品質に大きく影響します。
香りを捉えることができないことのないよう、体調管理には十二分に気を付け、刺激の強い食事(たまねぎ、にんにく等)を取らないなど焙煎人として最低限のことに注意しながら日々の品質管理に努めています。
品質管理
ベースコーヒーでは、焙煎後の品質チェックを毎回行っております。
特に季節の変わり目は、気温、湿度の変化のよる、焙煎行程の見直しが必須となります。
その変化を捉えることが出来るのが、「カッピング」という品質チェックです。
日々のカッピングで味わいの微妙な変化に気付き、焙煎へフィードバックするという地道な作業を繰り返すことにより安定した品質をお届けできるものと考えております。