シングルコーヒーを水出しで比較してみました!
今回のコラムはちょっとした実験のレポートです!
ベースコーヒーでは個性あふれるシングルオリジンのコーヒーをいくつかご用意しています。
浅煎りに仕上げることによってそれぞれの持ち味を最大限に引き出しているシングルシリーズ…
今回はこれらを水出しコーヒーで比較してみました!
水出しにすることによってどんな味わいになるのか?
水出しにした時、どのコーヒーが一番美味しくなるのか?
その疑問に迫ります!
【目次】
実験方法
今回シングルオリジンのコーヒーを水出しコーヒーとして抽出した方法は、以前の水出しコーヒーに関するコラムでもご紹介したお茶パックを使った方法です。
用意した物は…
コーヒー豆20g(中挽き)
水200ml
マグカップ
水出しコーヒー用パック&お茶パック
まずそれぞれ挽いた豆をパックに入れてマグカップへ。
マグカップに水を注いで、冷蔵庫にいれあとは放置!ちなみに今回は約6時間置いておきました。
あとは出来上がった水出しコーヒーをテイスティングし味わいの違いを比較!
また今回は、つい最近「水出しコーヒー用のパック」を生活雑貨店で見つけたので…
“水出しコーヒー用パック”と通常の”お茶パック”それぞれで用意した場合の差も比べてみました!
味わい比較
6時間じっくりと置いておき出来上がった水出しコーヒーをいざテイスティング!
それぞれ感じた事をつづっていきたいと思います。
エチオピア・ナチュラル(お茶パック)
エチオピア・ナチュラルの最大の特徴とも言える”ベリー感”が出ていてとてもフルーティー!
抽出具合も程よく、スッキリとした飲み心地。
飲むと爽やかな気分になるフルーティーなアイスコーヒーになりました。
エチオピア アラカ・ナチュラル(水出しコーヒーパック)
こちらベリーの味わいが出ていましたが、パックの違いかこちらの方が同じ抽出時間でも出かたはしっかり目。
少しえぐみや酸味が強めなことも相まって、赤ワインのような濃厚感がありました!
一口目から口内にフワッと香りが広がるためそのインパクトは一番でした。
エチオピア アラカ・ウォッシュド
エチオピア・ナチュラルと精製方法違いのウォッシュドは、ホットコーヒーの時同様スッキリとしたクリアな味わいに!
華やかな香りでバランスもよくゴクゴクと飲めるのど越しの良さ。
面白かったのはホットコーヒーの時はフルーツのような印象でしたが、水出しにすることによって少し落ち着いた野菜のような印象を感じた点でした。
ルワンダ フイエマウンテン ガコ
ルワンダの水出しコーヒーは他の同様スッキリとしつつも、程よいコクがある感じ。
紅茶のような香り高さと、黒糖のような甘みが感じられて水出しコーヒーにしたことによってルワンダのもつ風味が際立ったような印象を受けました。
インドネシア アルール バダ
正直なところホットコーヒーの時のような甘みや深みを引き出せず、水出しコーヒーにはあまり向いていないというのが感想です…。
ホットの時よりもえぐみが増していて、葉っぱや土といった自然を感じるような味わいが強い印象でした。
結論
豆別に比較して、水出しコーヒーにすることによって酸味がしっかりと出でスッキリとした味わいになること、風味がしっかりとでて香り高いコーヒーになるというのが共通点でしたが、風味の強さなんかを考慮した場合…
ゴクゴクと飲めるスッキリとしたアイスコーヒーを飲むのなら→「エチオピア アラカ・ウォッシュド」
コーヒーの風味や意外性を楽しむのならば→「エチオピア アラカ・ナチュラル」
がオススメです!
またパック違いを比較して、市販のお茶パックでも水出しコーヒー用パックと銘打ってあるものでも、同じように抽出できますが、パックによって抽出具合が変わってくるため置いておく時間による調節が重要だということがわかりました。
ご自宅でパックを使った水出しコーヒーを用意する時は出来上がったコーヒーを飲んでみた印象で抽出時間を長くしたり短くしてみたりしてみるとよりおいしくお召し上がりいただけると思います!
今回シングルオリジンコーヒーを水出しして飲んでみた全体的な感想としては、コーヒーと言うよりもフレーバーウォーターのようなスッキリ感がありとても面白い結果になりました。
これからどんどん暑くなる季節、シングルの水出しコーヒーを用意しておいて外で飲めばリフレッシュできてとてもおすすめです!